北京東部郊外の葬儀場で3日、10月28日に脳出血のため死去した著名な反体制学者、包遵信氏の葬儀が行われ、治安当局が監視する中、民主活動家や知識人ら約300人が棺に花を手向けた。
70歳で死去した包氏は安徽省出身。中国社会科学院の研究員だった80年代初め、編集長として書籍シリーズ「走向未来」を出版し注目を集めた。西洋思想や文化、制度などを初めて客観的に中国国内に紹介したこのシリーズは、改革開放政策が始まった直後の中国の知識人、とりわけ大学生に大きな影響を与えた。
89年春の天安門事件につながる民主化運動で、包氏は知識人と大学生のパイプ役を務めた。包氏が中心となり発表した「知識人5・17宣言」は、トウ小平氏を「ラスト・エンペラー」と批判し、国内外に大きな波紋を呼んだ。運動弾圧後、包氏は逮捕され、反革命扇動罪で懲役5年の判決を受けた。出獄から死去まで北京市内の自宅で約15年間も軟禁生活を強いられた。
葬儀の日時などは事前に香港紙などに報じられ、中国国内のネット掲示板にも出回った。中国当局は葬儀が政府批判の場となることを警戒し、神経をとがらせた。葬儀関係者によると、江棋生氏ら十数人の民主活動家は同日早朝、警察官に外出を阻止され、葬儀に参列できなかった。
「先生の遺志を引継ぎ、民主と自由を手に入れる日まで、奮闘し続ける」。葬儀で大学生風の若い女性は、こう記帳していた。
11月3日 MSN産経ニュースから…
日本ではあまり話題にならないが」、チベットでも人権弾圧は続く
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